サッカー、沖縄、参院選

2010年6月25日 16時09分 | カテゴリー: 活動報告

連日連夜のサッカーW杯のニュース、対デンマーク戦では深夜にもかかわらず30%超のTV視聴率で、そのフィーバーぶりに一抹の不安を感じます。もちろん、スポーツとしてのサッカーは面白く、応援すること自体がスポーツであるかのような一体感は魅力です。特に南アフリカでの開催は一種の夢と希望の実現ともいえます。しかし、社会の構造的な歪みや現実の不条理を、「試合に勝つ」という一点に集中することで忘却できるので、スポーツ振興はガス抜き装置として使われる危険をはらんでいます。

その一方、沖縄では6月23日「慰霊の日」に菅直人首相が式典に出席しお詫びと感謝を表明しました。迷走の果てに、米軍普天間基地移設辺野古案の日米合意を変えず、沖縄県民を裏切った民主党政権の言葉はもはや沖縄の人びとの心に届くこともなく空しく響くだけでした。筋を通して政権を離脱した社民党の判断をどれくらいの国民が支持するのか参院選での争点のひとつになって欲しいと思います。

次の総選挙で問うはずだった消費増税がこの参院選で大きな争点に成っています。自民党が言い出した10%を横取りした形で民主党は社会保障のためには必要と言っていますが、財政健全化、経済活性化との関連、逆進性の問題など「取りやすいところからとる税」ではなく、「目指すべき国のあり方とそのための税制」をきちんと議論してほしいものです。

ひとり一人の投票が政治を変える力になることを実感した国民が示す次の一手が、単なるフィーバーでないことを願っています。