どこへ行くのか?練馬区よ。

2009年12月9日 14時48分 | カテゴリー: 活動報告

練馬区のめざす将来像を描く基本構想案が上程されています。自治体の計画の最上位にあり、地方自治法で議会の議決が必要とされています。今の基本構想は1977年練馬区が板橋区から独立して30年を機に作られ、当時の高揚した市民意識を背景に区民主体の自治するまちを描き、根本に憲法をくらしにいかすことを明確にしていました。

それから30年、独立60年を機に作り変えようとしたわけですが、今回提案されている構想は次のような欠陥があります。

1.「憲法を暮らしにいかす」のフレーズが某政党のスローガンであるためこれは入れない、入れさせないという政治的なかけひきに使われてしまい、「根本に」据えると明言されていない。「憲法」遵守は当然とはいえ、明記する意味はあると思いますが。。。

2.拙速との批判に対して、3年かけたというけれど、審議会答申の段階からほとんど内容的には変らず、実質的には区民懇談会の一年と審議会の一年であり、パブリックコメントや区民との対話集会の結果は生かされていない。意見を聞き置くだけの姿勢と、申し訳程度の文言修正では区民意見が反映されたとはいえない。

3.「区政経営」の柱に据えている『協働』についてはイメージが様々で、用語説明だけでは実態が不明。自治から発する『協働』ならば『経営』とは相容れない。先に自治基本条例できちんと定義し、区民、議会との共通認識が必要。

4.「緑に囲まれた静かで市民意識の高いまち」から「ともに築き未来へつなぐ人とみどりが耀くわがまち練馬」へ、みどり同様にアニメ産業振興のためにプロジェクトを明記しているが、練馬区が10年後もアニメ産業を推進するのか?区の役割をそこまで拡大してしまうには違和感があります。それって福祉の向上なのですか?

肝腎要の貧困や格差社会への対応がはっきり見えないなど大きな問題があり、この基本構想にOKは出せません。11日の本会議では生活者ネットとして菊地さんが反対討論しますので、傍聴に来てください。