納得できない環境アセス

2009年9月11日 12時31分 | カテゴリー: 活動報告

9月4日、石神井女性センター「えーる」で、来年から始まる練馬清掃工場建替事業に伴う環境影響評価について「都民の意見を聴く会」がありました。ネット環境部会のメンバーも公述人として、日ごろ感じていることや調査をもとに意見を述べました。

老朽化し公害除去設備も旧式なため危険と不安がいっぱいの焼却炉は、昨年10月から本格実施した廃プラスチック焼却の影響でトラブルも増加、現場からはいつ、何がおきても不思議でないとの声が届いています。1月には大量の薬剤を使って除去しているはずのダイオキシンが敷地内の雨水から基準値の6.8倍もの高濃度で検出されました。また、今月7日には品川清掃工場で派遣労働者がベルトコンベアに挟まれて死亡する事故が発生し、清掃工場のあり方そのものの検討が迫られています。

今回の意見を聴く会は、3月に公表した環境影響評価書案に対する意見への見解書がもとになるため、広報が不十分で地域住民にも知られていませんでした。私が所属する環境まちづくり委員会で見解書の閲覧については区報と区のホームページで周知するとの報告がありましたが、翌日開催の清掃リサイクル特別委員会では知らせない仕切りだというのには呆れました。できるだけ知られずにさっさと進めたい意向が透けて見えます。

5人の公述人からは、情報提供の不備不足をはじめ土壌や大気の調査がずさんで住民の不安に応え得るものではなく、「やり直し」が必要だと指摘されました。区長も関係区長として意見書を出していますが、これに対する事業者の見解もおざなりで不誠実なものです。住民の健康を守る責務がある区長にはこれで納得してほしくありません。区民のためにきっぱりと「やり直し」を要求してほしいものです。