さもしい人々

2009年3月4日 14時40分 | カテゴリー: 活動報告

ひなまつりの今日,夕方から雨が雪に変わった。春の淡雪があわあわと降る中,民主党代表小沢一郎の公設秘書が政治資金規正法違反で逮捕された。

麻生死に体内閣終焉の「おくりびと」であるはずだった小沢氏と,民主党には手ひどい一撃になるだろう。このところ野党勢の中で,民主党の独善が気になってはいたが,この一撃は決して神のなせる業ではなく,政界の権力闘争の一コマだ。

 さて,練馬区議会もまた,規模は小なりとはいえ地域の利権に無縁ではないようだ。開催中の予算特別委員会でも委員の発言や要望の裏には何があるのかと訝しく思うことが多々ある。そんな中,定額給付金を含む2008年度補正予算の審議が行われた。国の総額2兆395億円余りの給付金のうち,70万人が住む練馬区には110億3492万円がばらまかれようとしている。法令に拠らない10分の10の補助金扱いであり,自治事務とはいえ全て国の言うとおりにさせるしくみで,地方分権や自治の限界をあからさまにして見せる。

 生活者ネットワークとして反対の討論を行ったが,反対するなら貰うなよというヤジがあった。自民党の国会議員はみんな受け取ることを決めたそうだ。高額所得者が貰うのはさもしいと言っていた麻生首相も一転して景気対策のために使うと言い出した。

高額所得者の練馬区長はどうかと聞いてみたが,無視された。国民の7〜8割は定額給付金のような未来に繋がらないばらまきには反対しているが,いざ,決まって給付の段階になれば受け取るという。どうせ国に戻るくらいならもっとましなところに寄付するという人も少なくない。当分のあいだ,あなたはどうする?の声が行き交うだろう。これを機に税金のあり方を真剣に考える人々が増え,さもしい人が減ることを願うばかりだ。