高村光太郎の詩のように

2008年12月23日 14時35分 | カテゴリー: 活動報告

 高村光太郎の詩のように、「公孫樹の木が 帚になって きっぱりと 冬が来た」のだが、さすがに温暖化の影響か日中は寒さが緩んで小春日和が続いている。平成つつじ公園西側のいちょう並木緑地では冬には冬の花が咲き、道行く人の心を和ませてくれる。ご近所の方々がボランティアで、花木の苗を植え水や肥料をやり手入れをしているのだが、そのグループの中心的存在であったすずしろ診療所の大井先生が亡くなって一ヶ月。小石川植物園が幼少期の遊び場であったとおっしゃっていた先生は、植物を愛しこの緑地に色々な花を植え、百草苑と名づけメンバーの方々と楽しまれた。

 私が初めてこの緑地に関わったのは、緑地内の水道栓を開けるように役所に頼んでほしいということだった。なんと花にやる水は近所の人たちがバケツで家から運んでいたのだった。役所では、「勝手にやっているのだから」、「ホームレスが水道を使
うから」水道はあっても使わせないということだった。「自発的な市民活動を支援する」どころか、「いうとおりにしない区民は排除する」という姿勢だ。私が議員だからか?すぐに水道栓は開いた。しかし、押しているときしか水がでないタイプだから、ホースで散水はできない。聞けば、洗車に悪用されるのを防ぐためだという。

 余命をご存知の大井先生はこのボランティア活動が存続できるような方策を相談に来られた。住民自主管理花壇制度があるのを伝えて区から説明を受けた。5月のことだった。4月開始の申し込みだから一年待つようにとのことだった。すでに十数年の
実績があり、たまたま入院中で申し込みができなかったとの事情を知っても「規則ですから」の一点張り。区民のやる気を削ぐような役人ぶりだが、一貫していればそれもやむを得ない。しかし、今、計画にすらない事業がどこぞの圧力で目白押しだ。弱
きを挫き、強きにへつらう輩に天の裁きを願うばかりだ。