「平和祈念パネル展」にニーズ調査が必要か?

2008年8月12日 15時11分 | カテゴリー: 活動報告

北京五輪が「スポーツを通して平和の祭典」を謳いあげた矢先、南オセチアではロシア平和維持部隊とグルジア軍が本格的な交戦状態に入った。中国国内でもチベットに続いて新疆ウイグル自治区クチャ県で圧政に抗議して爆弾事件が起きている。
 だれもが世界が今、平和だなんて思っていない。だからこそ、世界が平和になるようにひとりひとりができることをして行こうと思っているのだ。
 私たちはかねがね区の平和祈念事業がクラシックコンサートだけでは足りないと言ってきた。今年は、区役所アトリウムでパネル展を8月9日(土)から18日(月)まで10日間行っている。区や都の持っているパネルや非核宣言自治体協議会から原爆ポスターを借りて展示している。区役所に用事が有って来た人が足を止めて見入っている。見て、戦争や原爆の恐ろしさを知り、「戦争はいやだ」「練馬区は戦争に反対なんだ」と思ってくれればそれでいいはずと考えていた。

 ところが、そこには、アンケート用紙が用意してあり、その設問の中には「平和祈念パネル展を来年度以降、開催する場合、来場を希望されますか? ①希望する  ②希望しない」、「希望される理由は何ですか?」とあるのに驚いた。
 いうまでもなく、区役所アトリウムはオープンスペースであり、わざわざ来場するというような場ではない。区役所を訪れた人の目に留まりやすい場だ。だからこそ、ここでは人権啓発のパネル展や子どもが描く練馬の将来像絵画展など、区の姿勢やメッセージを表す催し物を実施してきている。
 このニーズ調査は「アンケート結果で希望が少ないので止めます。」とか「理由が明確でないので止めます。」とか、止める根拠に使われそうな気がする。足を止めても、わざわざアンケートを書く人は多くないだろうし、平和祈念パネル展の是非を訊かれても困るだろう。

 この場を区民の中の平和団体に提供すればもっともっと心のこもった展示になり、強力なアピールになるはずだ。非核都市練馬区宣言から25年目にあたり、区民の心に訴えかける平和祈念のあり方を官民ともに知恵を出し合って模索して行くべきだ。