真鶴町美の町歩き!

2008年5月13日 11時35分 | カテゴリー: 活動報告

真鶴町美の町歩き!神奈川県真鶴町のまちづくり条例は14年前施行され、美の条例と称されている。当時リゾート法により、この町にリゾートマンション開発の波がどっと押し寄せた。大混乱の責任をとって町長、助役が辞任したほどだった。新しい町長は、水源のないこの町の実情から給水制限と地下水利用制限の条例を作って対抗したが、法的な問題もあり不十分だった。そこで考えられたのがまちづくり条例で、独自の土地利用規制基準と美の基準を定めた。<美>という主観的な概念に基準を設けることには抵抗も大きい。69のキーワードとして言葉に表し、その前提条件と解決方法を客観的に定めている。真鶴町が考える<美>とは、<きめ細かく、丁寧につくる  周りの環境や人々に配慮する  地域の特性を活かす・尊重する >つまり美しい町とは<生活の作法が息づく町>だという。人口1万人にも満たない元漁村で、今は観光リゾートを生業とするこの町では、よそ者による町の荒廃はたやすい。この町ならではの<美>のルールとは、他者と良い関係を保つための作法、生き方であることに私は衝撃を受けた。町の在り様は人々の在り様なのだ。今後は全国初の景観行政団体として景観計画により良好な景観形成をめざし、まちづくり条例の再生を図ると地元出身の若い担当者が語ってくれた。この町を歩いたら、この町が好きでたまらない人々がここかしこにいた。だから、町は美しいのだ。