<桜咲いたら 市民自治>

2008年4月8日 17時03分 | カテゴリー: 活動報告

春爛漫、外濠公園の花見を後目に、法政大学外濠キャンパスで開催された「市民と議員の条例づくり交流会議2008プレ企画『予算改革をはじめよう!』に参加しました。全国から200人の議員や、行政職員、市民、学生が集まって、「自治体運営の柱となる予算がどのように決定されるのか、市民はそのプロセスに参加できるのか?」をいっしょに考え、意見交換しました。私は基調講演の福嶋浩彦氏の「市民自治と予算改革」を聴いて、目から鱗の感がしました。

これまでに5回練馬区議会の予算審議に関わってきましたが、『質疑』の中で議員が執行部にあれをやれ、これをくれとお願いし、最終的には区長提案に賛否を表明するだけの議会に、違和感が募っていました。区民も予算要望という形で執行部にお願いしても、それがどのような経過を経て、予算書に表れてくるのかは明らかではありません。何か裏でのかけひきがありそうとは思っても、私たちのような小数会派の議員は予算書に表れて初めて知らされ、議会で審議するのです。

ところが、予算編成の経過をオープンにして、パブリックコメント制度で市民意見を求め、場合によっては修正もするという我孫子市の事例を聞いてびっくりしました。福嶋氏は3期12年にわたり我孫子市長として、市民自治を進めてきました。「予算は行政の基本であり、予算編成への市民参加はきわめて重要」といい、「補助金や職員採用などの聖域にこそ参加が必要」ともいい、実践してきました。一番もめているところに一番もめている時に市民と話す、直接対峙してきたと聴き、わが意を得た思いでした。行政は市民同士の対話をコーディネイトする力をもつことが大切であり、違う意見、異なる利害関係を持つ市民同士がきちんと対話し、お互いに納得できる合意を自ら創り出す力が市民にも求められます。最後に、地域に真に豊かな自治を創るには議会の役割が大きいと議員にエールを送ってくれました。

同時開催の自治体予算書見本市には各自治体の予算書や、関連資料、財政白書などが展示され、見比べることで、ここまでできるのだという元気をもらいました。練馬区のも出しましたが、隣の中野区の関連資料の充実ぶりが話題になっていたのとは対照的でした。お互いによいところは学びあって、市民自治をすすめる「予算」への市民参加が必要だと思います。桜が咲くのも散るのも全て見せてくれるように、市民自治には徹底的な情報公開が不可欠です