行革エレジー、地方では〜

2007年11月2日 14時48分 | カテゴリー: 活動報告


10月30日、31日企画総務委員会で福岡県大牟田市と筑後市へ行革の現状視察に行った。

 大牟田市は福岡県の最南に位置し、かつては三井三池炭鉱で栄えた町だ。10年前に大きな争議の後に閉山し、20万人を超えた人口も今は13万人余りで、高齢化率は28.3%の超高齢社会になっている。

 国の『三位一体改革』の影響で市税は増えないのに交付税は減らされ財源のない中、行財政改革は待ったなしであった。人口70万人で都区財調で守られる練馬区とはその深刻さにもともと差異はあるものの、行革を進める上で最大の問題点は住民と行政  職員の意識改革であることは同じだった。どこでも、行革が目指すスリムな行政、住民との協働を掲げるているが、本来は住民自治に基づく協働でなければ改革にならない。何でも行政がやるにはもうお金はない。では、どうするのか?と住民に問いかけ、いっしょにこの街のこと考えようと対等の立場に立ったところから協働が始まる。安易に民間に投げれば『公』の責任も投げ出すことになる。ピンチはチャンスだが、あれこれ知恵を出し合ってもがいている様子が伝わってくる地方都市の現状だった。

一方、筑後市は交通インフラが良好で人口は増加傾向さらに九州新幹線の駅ができることで5万人を目指している。もともと行革には取り組んでいたが、昨年、隣接する八女市との合併が破談になって危機意識をもち、本気で取り組み始めたようだ。

国が進める構造改革が地方に及ぼす影響の大きさを実感した視察だった。