関越側道こぐれの森前の車止め

2007年5月25日 10時52分 | カテゴリー: 活動報告

道路があるのに何故通さないんだ?!」「ここを通さないからうちの方へ入ってきて迷惑なんだよ!」車止め撤去を求める人は、おおむねこの2つの意見。何故30年にも亘って通過車両を止めてきたのか?それは現場に立てばすぐわかる。巨大な6車線の関越道がコンクリートの城壁のようにまちを貫いている。側道は環境施設帯に付けられた地域住民のためのサービス道路だからここを通り抜ける車両を止めていた。関越道による環境破壊へのせめてもの「おわび」であった。これまで住民は24時間6車線の関越道の大気汚染、振動被害、騒音被害に悩まされてきた。これからは8車線の道路による被害をこうむるのだ。あれば便利と通り抜ける車のために、沿線住民の環境悪化と健康被害が増すのは明らかだ。

23日、区は反対する住民の声にきちんと向き合うことなく、予定通りに強引に車止めを解除した。所沢や、多摩ナンバーの車が排ガスを撒き散らしてどんどん通り過ぎていく。   この結果を喜ぶのは誰なんだろう?練馬ののどかさを好んだ故藤沢周平お気に入りの「こぐれの森」の前をぶんぶん車が通っていく。のんびり散歩もできなくなったとあの世へ知らせねばなるまい。練馬はまたひとつ貴重な練馬のタカラを失った。またひとつ住民の地域への愛を裏切った。

区長はいったい何を大切にしているのだろう?ささやかな抵抗の証しとして残っていた車止めの残骸の上で住民が「強制撤去は止めてください!私たち住民の声を聞いてください!」と涙ながらに訴えた。私も情けなくて泣けてきた。でも、泣いてばかりはいられないからわたしにできることを考える。30年の信義が崩れ去った歴史的な日であった。