さくら、さくら

2007年3月31日 17時50分 | カテゴリー: 活動報告

満開のさくらが妖しく闇に浮かぶこの時期は人のこころも、物狂おしくなるのだろうか。
毎日、毎日、アタマがくらくらするようなニュースが飛び込んでくる。
靖国神社の戦犯合祀に、国家権力が関わっていたことを示す資料が公表されたのに、安倍首相は「靖国神社が判断した」とコメントする。また、高校の日本史教科書検定で、沖縄戦の集団自決に関する記述から、日本軍の関与を削除させているのは問題だと報じられても、「検定は適切」と臆面もなく言ってのける。さらに、政府の教育再生会議が、道徳の時間を教科に「格上げ」を提言。成績評価も視野に入れ、教材は教科書として検定対象になるという。これほど易々と教育への国家介入をすすめる安倍内閣を許していいはずはないと思う。
 2月の区議会一般質問で私は、NHKのクローズアップ現代で報道された、愛国心を教え込もうとする「道徳の授業」が、区立小学校で行なわれたのを問題にしたところだ。教科になれば、成績評価で子どものこころを支配してしまうことになる。素直な子どもほど、よい評価を得ようとして一生懸命取り組むことになるし、上辺だけでもそのように振舞う子どもも出てくるだろう。それは反「道徳」的でさえある。
 散り際の潔いさくらに譬えられる大和魂の鼓舞、忠君愛国の教育勅語、修身の時間、時代錯誤の美しい国づくりが、事実から目をそむけ、歴史を歪曲しながら進められている。
 その一方で今国会では、イラク特措法の延長、国民投票法案を強行採決の予定だから、悪夢をみているようだ。この悪夢から醒めるためにも、選挙で民意を明らかにしなければならない。