平常心是道

2006年2月27日 16時07分 | カテゴリー: 活動報告

白銀は招く。トリノの冬季オリンピック中継に夜更かしするのも、もうおしまい。メダル、メダルと大騒ぎするメディアを後目に、日本唯一の金メダリスト荒川静香さんは冷静だ。16歳で長野五輪13位、2004年、世界選手権で銀盤の女王に。しかし、2005年には15歳の浅田真央さんに敗れる。15,16の若い選手が軽々とジャンプする演技に対抗するには?自分らしく滑りたい。気持ちよく滑りたい。練習によって鍛えられた技を平常心で演じて見せるだけ。メダルを取ろうとか、勝とうとかの邪念を排してひとつひとつ丁寧に演じた。スケート大国アメリカ・ロシアの選手の思わぬミスに助けられたし、オペラの国でのトゥーランドットも幸いした。でも、私にとって何にもまして感動的なのは、美を追求するフィギュアスケートの原点に立ち返って、自分を見失うことの無かった彼女の精神性だ。どんな非常時にあっても平常心を保つその心根の確かさは、ひとつのことに真剣に打ち込んできた者だけが獲得する道なのだろう。翻って、今の日本の政治に道らしきもの有りや無しや?小泉首相も感動したようだが・・・