地震、雷、火事、泥棒

2005年2月18日 09時47分 | カテゴリー: 活動報告・日誌

<とんとんとんからりんと、隣組、まわしてちょうだい回覧板、助けられたり助けたり・・・>  今ではもうこんな歌を歌える人はめっきり少なくなってしまいましたが、(私も歌った年代ではありませんが、)この歌の2番は<まわしてちょうだい回覧板>の部分が<地震、雷、火事、泥棒>であることを最近知って、妙に納得したことがあります。
いま、全国津々浦々、安全と安心のまちづくりが叫ばれ、日々、社会の不安が、かきたてられています。でも、この歌がつくられたころも<地震、雷>のような自然災害や、<火事、泥棒>のような人為災害に際して隣近所の助け合いが最も力になったのでしょう。NHKテレビの「ご近所の底力」では、今日でも地域の協力で難問を解決していく様子が報じられています。私たち生活者ネットワークも、地域の力、市民の力でまちづくりをすすめようと主張しています。温かい、ひとのつながりがまちづくりの原動力ですが、ひとつ間違うと、人を縛る冷酷な権力の末端機構になる恐れもあることは、歴史が証明済みです。
練馬区議会にいま提案されている条例案の中に、商店街で事業を営むものに商店会への加入を努力義務として課すものがあります。近いうちに、町会、自治会への加入も努力義務にしようという動きもあり、むかしの隣組制度に回帰するのでは?と心配する人もいます。どんなに良い関係でもそれが押し付けや、義務になって自由を束縛したり、従わないものを排除することになっては害悪をもたらすでしょう。自分で考え、自分で行動する自発性を大切にする社会であってほしいと思います。