ペットボトルから見えた世界は

2004年7月5日 18時13分 | カテゴリー: 活動報告・日誌

6月26日、関町で都政フォーラム「ペットボトルから世界が見える」という集会を開催しました。都議会議員の山口さんが東京都廃棄物審議会答申の中で、廃プラスチック処理については、発生抑制を促進すると言いつつも、サーマルリサイクルとして燃やす方向性を打ち出したことを報告しました。
 私からは練馬区が7月末から早宮、春日町、田柄で始めるペットボトル街区路線回収モデル事業について、昨年10月の「ごみ・資源排出実態調査」を行いながら、ごみとして出されるペットボトルをびん、缶のように資源回収しようと今年度予算に1700万円計上したこと、今回の三地域は700万円だが残りの1000万円でさらに2、3の地域に拡げる予定であることなどを伝えました。そして、生活者ネットワークとして6月の一般質問で、「ペットボトルの行政回収は、出た物の処理でしかなく発生抑制にはつながらないのでは?」と釘を差し、「発生抑制が最優先」との認識を再確認し、「具体的な数値目標を掲げること」を提案したことを報告しました。
 容器包装リサイクル法の改正を求める全国ネットワークの中井さんからは署名運動の結果、法律の見直しが2年も早まりそうだとの報告があり、元気付けられました。
 リサイクルセンターを中心に長いこと環境学習を行い、循環型社会のためにゴミの分別と発生抑制を訴えてきた向さんは、本気で取り組めば本当に減らせる実践報告を交えて、行政の真剣な取り組みを望みました。
 最後にコミュニティスクールまちデザインの近藤さんから、手作り教材を用いた「身近な物のひとかけらから、日本と世界の今が見える」という総合的な学習の時間の実践を話してもらいました。私達の身の回りにあふれるプラスチック、原料の石油をめぐって中東では紛争が絶えず、日本はほぼ100%を輸入に頼り、その88%は中東です。イラク戦争の本当の狙いも石油であることは戦後復興の利権争いのすさまじさが証明しています。
 便利な容器ペットボトルの向こう側に見える世界は、砂漠を行進する多国籍軍の車列と、廃墟と化した瓦礫のやま、こんな光景はもうたくさん!
先日、 イラクで襲撃されて亡くなったカメラマンの橋田さんの遺志で、目の手術を受けたムハマド少年が、家族の待つイラクへ帰るそうだ。はっきり見えるようになって良かったといえる世界にするのが大人たちの責任なのだろう。